【YouTube広告をはじめる方必読】YouTube広告の種類や特徴、作り方の流れを解説
動画マーケティング
「動画広告」と聞けば、YouTubeで動画を見ているときに表示される広告を思い浮かべる方が多いと思います。
YouTubeは動画配信サービスの中で最も認知度が高く、NTTドコモモバイル社会研究所が2020年1月に実施した調査によると、You Tubeの認知度は95.1%、利用率は62.3%と圧倒的な数字となっております。
参照元:株式会社NTT ドコモ モバイル社会研究所「YouTubeの認知率90%超え・利用率も60%を超える」
また新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言により広がった「おうち時間」により、その需要は更に拡大しているのではないでしょうか。
こういった背景から、YouTube広告の配信の検討しはじまるという企業様も増えて来ております。
こういった背景から、You Tube広告の配信の検討しはじまるという企業様も増えて来ております。
今や私達の日常にあたりまえとなったYoutube、今回はYouTube広告の種類や特徴、そして制作の流れをまとめてご紹介いたします。
YouTube広告とは?
まず、Youtubeでの動画広告は表示される場所・表示時間・によって種類が分けられていてそれぞれ特徴があります。動画広告を取り入れる際には訴求したいターゲット・狙いたい効果によって使い分けることが重要です。
まずはYoutubeの広告、主な5種類をご紹介いたします。
1. インストリーム広告
2. ディスカバリー広告
3. バンパー広告
4. アウトストリーム広告
5. マストヘッド広告
それぞれの種類と特徴について見ていきましょう。
インストリーム広告
インストリーム広告には、スキップ可能な広告とスキップ不可の広告の2種類が存在します。
1、スキップ可能なインストリーム広告
YouTubeの動画を閲覧する際、広告画面の右下に「あと5秒でスキップできます」と表示が出ることがあります。
YouTubeの動画ページやGoogle動画パートナーサイト・アプリに表示され、再生形式動画の前後や途中で再生される動画広告で、動画再生後5秒を経過したタイミングで広告をスキップするかどうかを選択できます。
2、スキップ不可インストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告と同様の表示形式で、YouTubeの動画ページまたはGoogle動画パートナーサイトやアプリに表示される動画広告です。
YouTube動画の再生前や再生中、再生後に配信される15秒以下の動画広告で最後まで視聴しなければ動画が始まらないようになっています。
ディスカバリー広告
YouTubeのトップページや検索結果、関連動画の部分などに表示される広告がディスカバリー広告です。
具体的には、以下の3箇所で表示される動画広告が該当します。
①YouTube検索結果
②YouTubeの関連動画の横
③モバイル版YouTubeのトップページ
サムネイル+テキストで表示され、クリックされると広告動画が再生されます。ユーザーが行う「クリック」の先に再生される広告であることが特徴です。
ユーザーが「クリックする」=「興味がある」と認識ディスカバリー広告はコンバージョン率の高さが見込める出稿形式です。
バンパー広告
ユーザーが閲覧している動画の途中や前後で再生される6秒以下の動画広告がバンパー広告です。
バンパー広告の一番の特徴は「ユーザーがスキップすることができない」ことです。
そのため、短い時間の中で伝えたいことを全て入れ込む必要がありますが、動画が全編視聴されるので、商品・サービスの魅力は伝えやすいでしょう。
アウトストリーム広告
インストリーム広告がYouTubeの”中”で配信される動画広告だとすると、アウトストリーム広告はYouTubeの”外”で配信される動画広告となります。
アウトストリーム広告は、YouTube以外のサイトやアプリなどのGoogle動画パートナーサイトに配信することができる広告です。
アウトストリーム広告を活用することで、YouTubeユーザー以外の層に対しても動画広告をアプローチすることが可能になったと言えます。
マストヘッド広告
YouTubeを開いた際に最も目立つ、サイト内の最上部左上(PCでは左上、スマホでは最上部)に表示される動画広告です。
マストヘッド広告は、YouTubeホーム画面の上部で最大30秒間音声無しで広告が自動再生されます。ミュートアイコンをクリックすると、広告で流れている動画の音声を有効にできます。
自動再生が終わるとメインの動画はサムネイル表示になり、動画またはサムネイルをクリックするとその広告のYouTube再生ページに移動します。
急成長する日本の動画市場
スマートフォンからの一人あたり月間動画視聴時間は5年間で約4倍に成長しました。
2015年6月から2019年6月までの5年間で、スマートフォンからの1人当たりの月間動画視聴時間は約4倍に伸びています。スマートフォン保有率の上昇や、インターネット環境の改善が背景にあると考えられます。
毎月20億人以上のログイン済みユーザーが利用しているYouTubeの1日あたりの動画視聴時間は、なんと10億時間を超え、視聴回数は数十億回にものぼっているそうです。
さらに興味深いのが、YouTubeの総再生時間の70%以上がモバイル端末からの視聴であるということ。スマートフォンでの動画視聴が生活に根付いてきていることが分かります。
YouTube広告制作の流れ
冒頭でYoutube広告はターゲットや目的によってうまく使い分ける必要があると記載しましたが、大まかに二分化すると下記のように分けられます。
「インストリーム広告」「バンパー広告」はブランド認知
「TrueView ディスカバリー広告」は商品・サービス購買
「インストリーム広告」「バンパー広告」はYouTube利用ユーザーに繰り返し表示されるため、サービスの認知拡大に貢献することができる広告です。
反面、繰り返し表示される広告に対して嫌悪感を抱く場合もあり、商品やサービスの購買まで結びつきづらい点が懸念として挙げられます。
一方で、ユーザーが直接広告をクリックすることで表示される「TrueView ディスカバリー広告」は商品やサービス自体にユーザーが興味を持った状態で表示される動画広告なので、購入に結びつきやすいといえます。
動画広告制作の流れ
では実際の動画広告はどのように制作されるのでしょうか。
今回は、弊社での映像制作フェーズをご紹介します。
グラフィックやWeb制作などと同じく、映像制作もまずは企画から始まります。映像制作の過程簡単にまとめると、次のようになります。
ヒアリング→シナリオ・絵コンテ作成→撮影→編集→試写→納品
それでは、段階について詳しく見ていきましょう。
動画制作工程1:ヒアリング
映像制作を進めるにおいて、企画立案前の打ち合わせは非常に重要です。制作が始まった後に方向性を変更するのは、他の制作作業と比べてもとても難しく、制作スケジュールに大きな影響を及ぼしてしまうからです。
そのため、受注後はクライアントと念入りに打ち合わせをし、映像の目的や内容やターゲット、予算や納期などを確実にヒアリングします。
特に、クライアント様が「映像のテーマ」や「映像を通して伝えたいメッセージ」など、具体的なイメージを持っている場合は、詳細を把握できるまで打ち合わせを重ねることが大切です。クライアントからご注文いただけたら次のフェーズに移ります。
動画制作工程2:シナリオ・コンテ作成
シナリオの作成・提出を行います。提出したものへのフィードバックをクライアント様にいただき、修正等を重ねたのちさらに内容を固めていきます。
クライアントからOKが出たらロケーションの下見やモデルの手配、小道具などの準備を行います。
動画制作工程3:撮影
台本を元に撮影をスタートします。
カメラやライトなどの機材セッティングが完了したら、まずはテスト撮影を行います。構図や音声などのチェックが完了したら、本番撮影を開始します。
動画制作工程4:編集
各シーンの撮影が完了したら、それらの素材をまとめて1つの映像に仕上げる編集作業に進みます。
まずは必要な内容やカットが含まれているかどうか大枠を確認し、仮のナレーションやバックミュージックなどを入れて全体的な流れを見ながら仮編集を行います。
全てのシーンの確認が済んだら、本編集に入ります。
動画制作工程5:試写
編集が完了したら、クライアント様に試写を依頼します。
フィードバックをもらい、修正点があれば修正作業を行います。
あくまで、映像に入れるキャプションや読み違いなどの微調整にとどまります。
動画制作工程6:納品
映像が完成したら納品用メディアを作成し、クライアント様へ納品し完了です。
効果的なYoutube広告を作るためのコツ
せっかく広告制作をするなら効果を最大限高めたい、ということで制作に関するコツをご紹介いたします。
Youtube広告制作コツ1:最初の5秒間でインパクトを与える動画を作る
Yahoo!JAPANの調査(2018年5月~2019年1月)によると、「5秒以内に何の訴求か分からない」と答えたユーザーに対し「3〜5秒以内に興味を持った」と答えたユーザーが、ブランド認知を144%、メッセージ連想を168%、購入意欲が155%とそれぞれの指標で上回ったという結果が出ています。
参照元:「Yahoo! JAPANが考える「動画広告」の4原則」
視聴者に動画広告を5秒でスキップされないためには最初の5秒で興味を引くことが大切です。そのためにストーリー性を持たせた冒頭や、強烈なインパクトを与える映像を表示することで、その後の展開が気になるように誘導し、商品・サービスの内容を全編で伝えやすくなります。
Youtube広告制作コツ2:広告を見た後に誘導する導線を作っておく
広告を見た後にユーザーが行動できる導線を用意しておくとさらに高い効果が期待できます。
多くの広告では、広告の左端にURLなどを設置しています。
広告を見た後に公式ホームページなどに誘導すれば商品をさらに詳しく知ってもらえるので、購入につながりやすくなります。また、興味を持ったユーザーを取り逃すことを防ぐ策にもなります。
Youtube広告制作コツ3:YouTubeのアナリティクスを活用して効果を定期的に分析する
広告の効果をさらに詳しく知るためには、アナリティクスを活用してみましょう。
特に、YouTubeは「YouTubeアナリティクス」を提供しています。
アナリティクスでは例えば
・ ユーザーの年齢や性別
・ 表示回数
・ 検索キーワード
などを知ることができ、ユーザーの行動を詳細に分析することが可能です。
実際に弊社にて制作したYoutube広告動画がこちらになります。
まとめ
昨今のコロナの状況もあり、動画を取り入れた消費者への訴求が非常に増えております。
利用者も視聴時間も伸びているこの状況が、動画広告を始めるチャンスなのではないでしょうか。
弊社ではYoutube広告などのCM調の動画の他にも企業紹介動画やセミナー動画などを相場の半額以下でご制作させていただいております。その理由は自社で企画から撮影・編集まですべて完結するワンストップでの制作体制を整えているためです。
是非お気軽にご相談ください!
この記事を書いた人
株式会社フレッシュタウン
屋外広告・動画制作と展示会ブース制作の2つの事業をメインにお客様のプロモーション支援を行っております。