【事例紹介】YouTube広告動画を初制作!YouTube広告ならではの制作ポイントとは ?
制作事例
弊社メディア事業部で動画CMの制作と屋外ビジョンの放映を担当させていただいた、ラムズ・マークス株式会社様のニオイケアブランド “ Dr.Deodorant(ドクターデオドラント)”(公式HP)の事例をご紹介させていただきます。
本件は、弊社が所有する三軒茶屋ビジョンでの放映とともに、YouTube広告へ初めて出稿するためのCM制作という2つの使用用途であったため、YouTube広告を制作する際のポイントもあわせて、制作事例のご紹介をしたいと思います。
目次
動画制作ご依頼の背景
ご紹介させていただくラムズ・マークス株式会社様は、オリジナルボディケア用品、美容・化粧品・健康食品などの企画・開発・販売を行っており、様々な商品を展開していらっしゃいます。
今回はオリジナルの“ニオイケア専用ブランドDr.Deodorant(ドクターデオドラント)”の新規顧客獲得・商品認知拡大にむけてご相談をいただきました。
現状をヒアリングさせていただいたところ、
・リピーターの多い人気の商品であるが、新規ユーザーを獲得してさらなる認知拡大につなげたい
・動画広告ツールとしてアニメーション動画を持っているが、少しコンテンツとしては古くなってきている
・YouTube広告の初出稿を考えている
・実写動画を制作したいが、金額が高いイメージ
・ターゲットは30代、40代の男性。パパ世代。ニオイに悩みを抱えた方。
「実写動画は費用が高いのでは・・・?」という課題に関しては、弊社で提供しているインフルエンサーキャスティングをご提案させていただきました。
インフルエンサーキャスティングは、あるライブ配信サービスと連動してキャストオーディションを開催することで通常かかるキャスト費をかけずにキャスティングができるという方法です。インフルエンサーがオーディションの参加権を得るためにライブ配信を行うので、キャスティングとともに認知拡大の効果も期待できます。
また、ライブ配信を行うインフルエンサーは10代、20代の女性が多く、視聴者は40代の男性が多いのが特徴です。
デオドラントスプレーのメインターゲットは35歳以上の男性で、その家族からのプレゼントというニーズで、お子さん世代である10代、20代へも認知を広めたいと言ったお話もあり、ライブ配信サービスの利用者層と見事にマッチした点もよかったです。
こうしたお話を踏まえ、インフルエンサーキャスティングで娘役となる女性をキャスティングし、CMを制作することが決まりました。
YouTube動画広告の制作ポイント
冒頭でもお伝えした通り、本プロジェクトでは屋外ビジョンのほかにYouTube広告用のCM制作という目的があり、コンテンツ内容も配信チャネルにあわせて効果的なものにする必要があります。
コンテンツを考えるにあたり考慮したYouTube広告の種類と、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、YouTubeの動画再生開始時や視聴途中に再生される広告で、再生5秒でスキップ可能なものとスキップ不可能なものがあります。
動画視聴時に表示されるため、You Tubeの利用ユーザーの多くの目に触れる広告です。
TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告は、PCではYouTubeの関連動画の横や検索結果部分、モバイルではTOPページなどに表示される広告です。
画像とテキストで構成されており、ユーザーが視聴する動画を探しているシーンで表示される広告で、ユーザーがクリックすることで再生されます。
バンパー広告
動画の再生前後や途中で再生される6秒以下の広告です。スキップすることはできず、短くて覚えやすいメッセージを幅広い利用ユーザーに伝えたいときに利用します。
マウスヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのトップページ画面に掲載される広告となります。YouTubeを開いた際に最も目立つ場所に広告が表示されるため、新しいサービスの認知度を高めたい場合や、短期間で多くのユーザーに知らせたい場合に使用します。
今回、ラムズ・マークス様がご利用されるのはスキップ可能なインストリーム広告です。広告再生後5秒経つとスキップボタンが表示され、ユーザーによりスキップ可能となるのでスキップさせないための工夫が必要となります。
動画をスキップしなかった理由についてのアンケート結果
引用元:YouTubeの動画広告を、5秒経過しても“スキップしなかった”理由は?
「インパクトのある映像に引き込まれたから」「意外な演出に好奇心を刺激されたから」という理由が多い結果になっており、もはや当然のことではありますが冒頭の5秒がとても重要と言えます。
1. 冒頭で視聴者に問いかけるようなメッセージを取り入れる
→印象を強く残し、スキップさせない
2. ストーリー性をもたせる
→「この先どうなるのか?」「ラストが気になる」と視聴者に思わせるストーリー展開で最後まで視聴させる
上記2点を踏まえてコンテンツ内容を考えました。
完成した動画がコチラ
商品のメインターゲットであるお父さんと娘との家でのやり取りを中心に、職場の様子も描いたストーリーです。
ニオイに関する調査をしたところ、主には家庭と職場にてニオイのトラブルを抱えているケースが多いということから、職場のシーンも入れました。
YouTube広告の鍵となる冒頭5秒を意識し、娘のSNSライブから始まり、視聴者の興味を惹き付ける内容になっています。
唐突に始まるSNSライブに視聴者が一瞬「あれ?何が始まった??」となるのが狙いです。
また意外と苦労したのが、薬事法に抵触しないように配慮したことです。 薬事法をクリアしたとしても、YouTube独自の広告規定もあり、使ってはいけない言葉があるのです。そういった表現は避けて、商品の特徴をPRするのに難しさも感じました。
娘役と職場同僚の女性2名は、前述のライブ配信サービスを利用したオーディションにご参加いただき選ばれた2名です。
・娘役:熊手萌さん
・部下役:藤高つばささん
これからブレイクが期待されるフレッシュなお二人です!
オーディション、撮影の様子
オーディションと撮影の様子についても、少しだけご紹介したいと思います。
今回のオーディションは計9名の方からエントリーがあり、その中から5名の方に最終選考となる演技・面接も含めたオーディションにご参加いただきました。
衣装となる制服を着ていただき、自己PRや即興でお芝居をしていただきました。
オーディションにご参加いただいた方からは、「今回はYouTube広告としても使用されるコンテンツだったため、メディア露出が増えるチャンスと捉えてオーディションに参加した」といった声もありました。
メディアでの活躍の場を探すネクストブレイカーの皆さんにとっては、露出の機会が多いコンテンツは非常に魅力的なため参加者が集まりやすくなります。
撮影の様子です。
家の中の撮影はモデルルームにて。
藤高つばささんとラムズ・マークスご担当者様との一枚。
ご出演いただいた熊手萌さん、藤高つばささん、そしてご依頼いただいたラムズ・マークス様、本当にありがとうございました!
最後に
2018年以降、動画広告の市場規模は年々増加傾向で2021年には3,889億円、2024年には6,856億円に達する見込みと言われています。
尺の短いフォーマットの動画広告の活用が定着し、媒体に合わせた縦型フォーマットの制作ニーズも増えてきております。
フレッシュタウンでは動画広告の今後のさらなる成長・変化に対応し、お客様のお役に立てるよう今後も精進いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事を書いた人
あかし れいこ
フレッシュタウンでWEB担当をしております。
動画マーケティングと展示会について役立つ情報をお届けできるよう日々精進。